洗濯の基本って、どういうものでしょうか?
洗濯の基本ステップは4つです。洗濯物を投入し、コースを選択。次に、洗濯機のパネルに表示された量の洗剤を投入し、スタートボタンを押すだけです。
注意点としては、衣服のタグに表示されている洗濯マークを確認すること。これが洗濯機で洗えるかどうかの判断基準になります。また、色移りが心配なら、色落ちテストを行いましょう。これは、目立たない場所に洗濯洗剤の原液をつけ、5分待ったあとに白い布で叩いて色が付くか確認するものです。
洗剤は、弱アルカリ性が普段着に、中性がおしゃれ着に適しています。「弱アルカリ性」は皮脂汚れやタンパク質汚れに強く、「中性」は衣類への負担が少ないです。
洗濯1回あたりのコストはどのくらいでしょうか?
一人暮らしに一般的な7kgの洗濯機を使うと、1回の洗濯につき約20円~26円がかかります。これは水道代と電気代を合わせたものです。節約の一環として覚えておくと良いでしょう。
初めてドラム式洗濯機を使う人へのポイントをまとめてみました。
洗濯物を入れる容量は、洗濯機の7割までです。これ以上詰め込むと、洗剤が行き渡らず、洗濯物の汚れが落ちません。また、消費電力が増え、故障の原因にもなります。
次に、洗剤の適量についてです。洗剤は少なすぎても多すぎてもいけません。少なければ洗浄できず、多すぎると成分が溶け残り、汚れとなる可能性があります。それぞれの洗濯機によって、洗剤の適量が表示されますが、洗剤によって成分や濃度が異なるため、洗剤のパッケージに書かれている分量を優先することが大切です。
ドラム式洗濯機のフィルターは毎回掃除が必要です。汚れが溜まると、カビが生えたり、洗濯物が汚れたりする恐れがあります。
一人暮らしの洗濯は、効率的な分け方と時間の使い方が重要です。まず、洗濯物は「白物」「色物」「タオル」の3つに分けると良いです。これにより、洗濯後の作業が楽になり、時間も短縮でき、色移りの帽子にも役立ちます。
関連)洗濯の色移り防止
また、洗濯の際は洗濯ネットを上手に利用しましょう。特に靴下は左右1セットにする必要があります。洗濯ネットに入れて洗うことで、靴下の片割れを探す手間が省けます。
さらに、室内干しを活用することで、気候や時間帯に左右されずに洗濯が可能です。湿気を吸収しやすい新聞紙を下に置くと、洗濯物の乾きが早まります。また、エアコンの風の流れがある場所に干すと、乾燥時間を短縮できます。
洗濯物の干し方は、工夫次第で効果的に乾かすことができます。
たとえば、エアコンの近くや扇風機のそばで干すと、風通しが良く、洗濯物が早く乾きます。また、脱衣所や風呂場、キッチンなど湿度が低い場所であれば、水分が蒸発しやすいため、洗濯物はすみやかに乾きます。
部屋干しに適したグッズもあります。例えば、折りたたみ可能な物干しラックや、洗濯機の周りに設置できるランドリーラックなどが便利です。さらに、100円ショップで手に入る突っ張り棒や、フックで引っ掛けるタイプの物干しロープも一役買います。
部屋干しの悩みの一つに、洗濯物の臭いが挙げられます。その原因は、洗濯物についた「モラクセラ真正細菌」の増殖で、この菌は人の皮脂を分解し、ぞうきんのような臭いを出します。特に、温度が20~40℃、湿度が60%以上の環境で5時間以上存在すると活性化、増殖します。
ニオイ問題を解消するためには、漂白剤を使うと良いでしょう。漂白剤には殺菌効果があり、菌の数を減らせば、洗濯物の臭いは抑えられます。また、湿っている時間を短くする、衣服を裏返して洗濯するなどの工夫も有効です。