カメムシが洗濯物に寄ってくる理由は、暖かい場所と光、そして白色に惹かれる性質があるからです。 特に、太陽の日差しで暖まった白いシーツやワイシャツなどの洗濯物は、カメムシにとって絶好の居場所となります。 秋は越冬場所を求めて活発に動くため、洗濯物への付着に注意が必要です。
洗濯物へのカメムシ対策として、物干し時は防虫ネットやカバーをかけることが効果的です。 また、虫が活発な時間帯を避けて洗濯物を干し、乾いたらすぐに取り込むことも大切です。 取り込み時は、洗濯物を揺らしてカメムシを落とし、付いていないか確認してから取り込むようにしましょう。 白い洗濯物は部屋干しにするのも良い方法です。
その他の対策として、甘い匂いの柔軟剤を避け、物干し竿にハッカスプレーをかけるのも効果があります。 ベランダに忌避剤や防虫剤を吊るすのも良いでしょう。
カメムシは暖かく明るい白色の洗濯物に集まりやすい習性があるため、洗濯物を守るには、干す時はネットやカバーで覆い、虫の活動が活発な時間帯を避け、乾いたらすぐ取り込むことが大切です。取り込む際は付いていないかよく確認し、優しく払うようにしましょう。また、ベランダでの忌避剤の使用や、部屋干しも有効な対策になります。 これらの対策を組み合わせることで、カメムシから洗濯物を守ることができるでしょう。
カメムシをベランダに寄せ付けないためには、以下のような対策が効果的です。
カメムシは秋に大量発生しやすいので、9月〜11月は特に対策が必要です。また、カメムシを見つけても刺激を与えず、素早く捕獲・駆除することが悪臭防止のコツです。定期的な対策を続けることで、ベランダへのカメムシの侵入を防ぐことができるでしょう。
カメムシの嫌な臭いを落とすには、以下の方法が効果的です。
油分で落とす
カメムシの臭い成分は油に溶けやすい性質があります。そのため、サラダ油やオリーブオイルなどの食用油を臭いのついた部分になじませてから、石鹸で洗い落とすと臭いが取れやすくなります。
界面活性剤入りの洗剤を使う
食器用洗剤や洗濯用洗剤に含まれる界面活性剤は、油汚れになじむ効果があります。特に柑橘系の洗剤に含まれるオレンジオイルなどは、カメムシの臭い消しに有効です。
熱や日光で揮発させる
カメムシの臭い成分は熱を加えると蒸発します。臭いのついた衣類などは、天日干しをしたり、ドライヤーやアイロンの熱を当てたりすることで、ある程度臭いを飛ばすことができます。
消毒用アルコールやクレンジング剤で拭き取る
消毒用アルコールや化粧品のクレンジング剤をティッシュなどに含ませて臭いの部分を拭き取り、その後石鹸で水洗いすると効果的です。
専用の消臭スプレーを使う
カメムシの臭いを強力に分解・消臭する専用スプレーも市販されています。臭いのついた箇所に直接スプレーして使用します。
カメムシの臭いは落ちにくいですが、油分になじむ性質を利用したり、熱や専用の消臭剤を使ったりすることで、できるだけ臭いを和らげることができます。気になる場合は複数の方法を組み合わせるのがおすすめです。
カメムシ専用の消臭スプレー「カメムシいやよ〜 臭い消しスプレー」は、カメムシの嫌な臭いを元から強力に分解して消臭する効果があります。 さらに、除菌・抗菌効果もあるので、清潔感が続くのが特徴です。 ほのかに香るフローラルの香りのスプレータイプ。
※ネット通販だと送料が高いので、↑のパッケージだけ覚えて近所のホームセンターで購入するのがいいかも。
使用方法は、対象物から20〜30cm離して表面が湿る程度にスプレーするだけ。 ただし、革製品、和製品、木製家具、毛・絹・レーヨンなどの水に弱い繊維、電化製品、塗装面には使用しないようにしましょう。 また、シミになったり風合いを損ねる恐れがあるので、目立たない場所で試してから使いましょう。
カメムシを完全に追い払うのは無理!という場合は、常備しておきたい一品。
カメムシ特有の強烈な悪臭を元から分解・消臭し、除菌・抗菌効果があります。 家庭化学工業株式会社から発売。
カメムシの活動時間や習性についてまとめると以下のようになります。
関連)カメムシ学入門
カメムシの活動が活発な時期
1日の中でのカメムシの活動時間
カメムシの季節ごとの活動サイクル
つまり、カメムシは主に昼間に活発に活動し、特に秋口は建物内への侵入が多くなる習性があります。洗濯物へのカメムシ付着を防ぐには、比較的活動の少ない午前中に取り込むのが効果的といえるでしょう。